7月072015

2015全日本モトクロス選手権第5戦神戸大会

■大会名称:2015全日本モトクロス選手権第5戦神戸大会
■カテゴリ:IA1クラス
■開催日:2015年7月5日(日)
■会場:神戸空港特設コース(兵庫県)
■レース時間:(30分+1周)×2ヒート
■天候:雨/曇り
■観客数:6,604人


全日本モトクロスの第5戦は「スーパーモトクロス in 神戸エアポート」として、神戸空港島に特設された会場で行われた。200m×160mのコンパクトな長方形内に収められたコースは、スーパークロス的なレ イアウト。三宮~神戸空港を走るポートライナーを利用してすぐのアクセスしやすい場所にあるだけでなく、コースを取り囲むように設けられた観戦スペースか らは、ほぼ全体を見渡すことができるという点でもスーパークロスと同様だ。土曜日はあいにくの雨模様となりマディコンディションに転じていったが、決勝が 行われた日曜日は天候が回復。午後にはほぼドライコンディションになるなど、ジャンプが多い見応えたっぷりのコースを走るライダーたちによるレースを、多 くの観客が楽しんだ。

IA1:安原は両ヒートとも11位、田中がヒート1で3位表彰台に

IA1に参戦する「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のエース、平田優は怪我のため今大会も欠場。IA1ルーキーにもかかわらず、ひとりYZ450FMを走らせる安原志がトリッキーなコース、刻々 と変化していく路面コンディションに挑んだ。予選を12位で通過、中央よりのグリッドを選んで第1ヒートに臨んだ安原は、理想的なスタートを決めることが できなかったものの、1周目の10番手から9番手、7番手と順調にポジションを上げていった。この序盤のペースは速く、4周目に自身のベストタイムを記録 している。ただ後半はそのスピードを維持することができず、転倒から追い上げてきた新井宏彰(カワサキ)、熱田孝高(スズキ)らにかわされ11位でチェッ カーを受けた。

この第1ヒートで素晴らしい走りを見せたのが田中教世(TEAM TAKASE with YAMAHA)。スタート直後の1コーナーをトップで立ち上がることに成功すると、新井、小方誠(ホンダ)、小島庸平(スズキ)など、次々と襲いかかって くるファクトリー勢の猛烈なアタックをしのいでその座を守り続ける。後半は3番手に後退したが、観客の走りを魅了するレースを続けて3位表彰台を獲得し た。優勝したのは、田中を抜いた後に独走態勢を築き上げた小方。小嶋が2位でゴールした。

第2ヒートでは、イン側のグリッドからスタートした安原が、1周目8番手と第1ヒートよりもいいポジションでレースを戦い始める。直後にいた小方に かわされ9番手に落ちたが、好スタートをきっていた池谷優太(スズキ)を抜くなど今度も序盤のペースは上位陣と変わらなかった。レース中盤では、三原拓也 (カワサキ)の厳しいアタックを防ぎ続ける走りも見せている。ただ後半では後方からベテラン勢が追い上げてきたこともあり、第1ヒートと同じ11位でゴー ルすることになった。

第1ヒートで表彰台に上がった田中は、スタートに失敗して1周目13番手。それでもしぶとく追い上げて、9位のチェッカーを受けた。優勝争いはス タートから飛び出した小嶋が主導権を握り、小方が後方から上がってくる展開。小嶋が独走態勢に入って逃げ切り、小方、星野優位(ホンダ)が続いた。

IA2:岡野が第1ヒートで3位を獲得

「YAMALUBE RACING TEAM」の渡辺祐介が、予選で好スタートをきり、B組を2位で通過するなど持ち前のスピードを活かした走りを披露したが、決勝では不運に見舞われた。両 ヒートともスタート直後の1コーナーで起きた多重クラッシュに巻き込まれてしまい、ほぼ最後尾からの追い上げを強いられる。それでも冷静に攻めた渡辺は第 1ヒート、1周目の28番手から中盤で14番手、ベストタイムを記録してのレース後半ではひと桁台に突入。最終ラップでもポジションアップを上げ続け、8 位でチェッカーを受けた。ただし1周目26番手となった第2ヒートでは、1コーナーでクラッシュした際に腰を強打したため思うようなスピードを発揮するこ とができず、15位まで挽回したところでレースを終えた。

一方、第4戦終了時点でランキング3位につけていた岡野聖(フライングドルフィン サイセイ)は、特設コースの路面コンディションに対応することができず、予選でもA組4位通過にとどまっていたが、決勝第1ヒートではスタートからタイト に絞り込まれた1コーナーを見事に処理し、1周目をトップで通過する。その後、両ヒートで独走優勝した富田俊樹(ホンダ)らに抜かれて一時は4番手まで後 退するが、最後までしぶとく粘って3位表題を獲得した。スタートで遅れてしまった第2ヒートでは自分のリズムをつかむことができず、上位争いに絡めなかっ たが、それでも6位入賞を果たしている。

レディース:安原さやが追い上げて3位に

生まれ育った神戸でのレースで、安原さや(名阪レーシング)が抜群の集中力を発揮した。予選ではB組を独走のトップで通過、決勝ではスタートに失敗 して1周目11番手と大きく出遅れてしまうが、前車を確実に抜いていく力強い追い上げを披露。さらに4番手に浮上したレース中盤以降は、邵洋子(ホンダ) の背後につけ冷静にチャンスをうかがった。そしてラスト1周を迎える時点の最終コーナーで、邵をパス。3位表彰台の獲得は、ドラマチックな展開だっただけ にレースを大いに盛り上げた。優勝は第2戦から連勝を続ける竹内優菜(ホンダ)。2位は好スタートをきった久保まな(スズキ)。

 



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