タグ:‘P・エスパルガロ’

3月222016

2016 Moto GP Rd.01 3月20日 カタールGP

■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2016年3月20日(日)決勝結果
■開催地:カタール/ロサイル(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度 ■路面温度:23度
■周回数:22周(118.36 km)
■PP:J・ロレンソ(1分54秒543/ヤマハ)
■FL:J・ロレンソ(1分54秒927)

ロレンソがポールポジションから優勝!開幕戦を制す

Movistar Yamaha MotoGPの J・ロレンソが2016シーズン開幕戦で優勝。チームメイトのV・ロッシも4位と健闘した。ロレンソは、ロサイル・インターナショナル・サーキットでウ イークを通じて好調を維持。決勝もその例外ではなかった。スタートからゴールまでミスなく走り切り、シーズン開幕戦を優勝で飾った。チームメイトのV・ ロッシも見事な走り。表彰台にはわずかコンマ1秒届かず4位でチェッカーを受けた。

2016年シーズン開幕戦を優勝で 飾ったMovistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソ

2016年シーズン開幕戦を優勝で 飾ったMovistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソ

ロレンソのレースは作戦通り。ポールポジションから完璧なスタートを切り、オープニングラップをリードした。しかしロサイルの1kmを超えるスト レートでA・イアンノーネとA・ドビツィオーゾ(いずれもDucati)がテールに迫る。そして一度は先行を許したが、決してあきらめることはなかった。 前のふたりが互いに競り合う間はじっとチャンスを待ち、イアンノーネが転倒で戦列を離れたあと、再びトップを目指して勝負をかけた。9周目にロレンソは難 なくドビツィオーゾをパス。その後はさらにペースを上げていった。

前方がクリアになったところで本来の走りを存分に見せつけるロレンソ。ドビツィオーゾを完全に振り切るためにYZR-M1の最大のパフォーマンスを 引き出し、ラップレコードを更新 (1分54秒927を記録)。少しずつアドバンテージを広げ、最終的には2位に2.019秒差をつけて優勝した。

一方のロッシはグリッド5位の位置から好スタート。すぐさま4位に上がってトップグループに加わった。さらにポジションアップを目指してゆくも、な かなか抜け道が見つからず、逆にM・マルケスに追い上げられる展開。ロッシはその豊富な経験を生かして作戦を変え、ハードコンパウンドのタイヤが優位性を 発揮する終盤戦まで待つことにした。

#46 V・ロッシ&YZR-M1は表彰台まで0.1秒差の4位

#46 V・ロッシ&YZR-M1は表彰台まで0.1秒差の4位

その後、イアンノーネの転倒によって再び4位に上がったロッシ。自己ベストを次々に更新しながら、前を行くマルケスにプレッシャーをかけ、またその 前方にいるドビツィオーゾとロレンソの逃げ切りも阻止したい。レース終盤になるとトップ3がさらにペースを上げたため、ロッシも全力でプッシュし続けてマ ルケスを追って行った。ドビツィオーゾとマルケスの2位争いが最終ラップの最終コーナーまで続き、ロッシにも表彰台の可能性が残っていたが、わずかに届か ず4位。トップとの差は2.387秒だった。

ロレンソは25ポイントを獲得してランキングトップ。ロッシは13ポイントでランキング4位につけた。そしてふたりの活躍により、Movistar Yamaha MotoGPは38ポイントを獲得してチーム・ランキングのトップ。次回は2週間後のアルゼンチンGPに臨む。

今年もやりますTEAM YAMAHA

今年もやりますTEAM YAMAHA

Monster Yamaha Tech 3のふたりが、それぞれ7位、8位と健闘

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロが、2016シーズン開幕戦で7位を獲得。グリッド9位からスタートしたあと、オープニングラップでふたつポジションを下げたが、こ こから見事なペースで挽回を図る。そして6ラップまでにチームメイトのB・スミスをパス。その後も安定したペースを維持しながら、レース中盤にはH・バル ベラ(Ducati)を抜いて7位に浮上した。最後の7ラップではヘルメットのシールドの視界が悪くなるも、プッシュを緩めることなく、最終ラップではス ミスとの一騎打ち。その結果、エスパルガロが前でゴールし、7位を獲得した。

一方のスミス。最終ラップでチームメイトと競り合い、わずか0.023秒差で届かず8位となった。11位からスタートしたあと、ひとつポジションを 上げて1周目を終了。そのあとは素早く決勝ペースをつかんでポジションアップを狙っていった。中盤までに9位に上がりエスパルガロに迫る。最終ラップでは 互いに順位を入れ替えるバトルを展開したが、最終的にはわずかに及ばなかった。次回、アルゼンチンGPでは、サテライト勢トップの座を目指す。

Movistar Yamaha MotoGPJ・ロレンソ選手談(優勝)

「パーフェクト・ライディングで優勝した僕にとっては、今までのすべてのキャリアのなかでも最高のレースのひとつ。とくに最後の3ラップでじりじり と差を広げて勝てたことがうれしいよ。タイヤに関してはちょっとした差が出た。僕はリアにハードコンパウンドを履くとあまりペースを上げられなかったの で、ソフトコンパウンドを選択。ハードコンパウンドは本来、終盤にかけてだんだん良くなっていくはずだが、実際にはその逆だったようだ。そしてソフトコン パウンドはだんだん悪くなっていくはずなのに、逆に速くなっていったんだ。この違いが、僕と、ドビツィオーゾやマルケスとの差になったのだと思う。終盤で のハイペースには自分でもびっくり。スライドは激しかったけれど、同時に走りがとてもスムースで、集中力も維持できた。そのおかげでドビツィオーゾが 0.4秒、0.5秒、0.3秒などとプレッシャーをかけてきてもナーバスになることなく、好調をキープしてミスなく走り切ることができた。自分の走りと レース運び、そしてチームの仕事ぶりを誇りに思う。新しい電子制御システムを組み込み、素晴らしいマシンにセットアップできたからね」

V・ロッシ選手談(4位)

「最終的には良いレースになった。ペースは最初から最後まで速く、僕は残念ながら、アタックするだけのスピードが足りずにライバルたちの後方にとど まった。戦いの場にはいたけれど、いつもちょっと後ろに下がっていて、本当の勝負は一度もできなかったんだ。もっと速いペースが必要だし、おそらくタイヤ チョイスによっても、もう少し良い走りができたかもしれないが、これは僕らにもわからない。ソフトコンパウンドを履いていたとしたら、どうだっただろう か。速かったかもしれないし、遅かったかもしれないと思うんだ。そういうわけで結局、前に出ることができないまま表彰台を逃すことになった。でもスタート もレースもとても良かったんだ。だから課題はあるが、僕らは確かに競争力を持って戦いの場にいるよ。去年のアルゼンチンは後方からハイペースで追い上げ素 晴らしいレースができた。でも今年は、とくにタイヤの状況によって違う展開になるだろう。自分たちの今のポテンシャルをしっかり把握しないとね」

M・メレガリ、Movistar Yamaha MotoGP、チーム・ディレクター談

「素晴らしいシーズンのスタートとなった。ホルヘはスタートからフィニッシュまですべてをコントロールし、完璧なレースを見せてくれた。彼自身、そ してチームのハードワークが報われたのだ。バレンティーノのほうもいいレースだった。ただひとつ残念だったのは、おそらくハードコンパウンドのタイヤを選 んだことが原因で、少しだけペースが足りなかった。それがなければふたりがそろって表彰台に上っていただろう。ウイーク初日から優勝を目標に決め、それが こうして現実になった。このことは我々にとって大きな自信になり、次のアルゼンチンに臨む我々を後押ししてくれるだろう。チームのみんなの努力に心から感 謝している」

Monster Yamaha Tech 3P・エスパルガロ選手談(7位)

「今日の結果には満足しているよ。2015シーズンのことを思い出すと特にね。去年はマシンにあまり気持ちよく乗れていなかったんだ。でも今年は去 年とは違う状況でスタートすることができた。M1のフィーリングが良くなったし、何より僕自身が、前よりずっと強くなったことを確信している。今日はス タートで出遅れてしまったので、そのあとは作戦通りに進まず苦しい展開になった。序盤で何人かに阻まれ、その間にマーベリック(ビナーレス)とダニ(ペド ロサ)が逃げてしまった。終盤戦になると彼らふたりも僕と同じようなリズムで走っていたので、それを思うと序盤の遅れがとても悔しいよ。
長いレー スだったが、そのなかでチームメイトとバトルし、最終的に競り勝てたことはうれしかった。僕がほとんどの時間帯で好調にリードし、ずっと1秒くらいの差を キープしていた。ところが残り7ラップになって、ヘルメットのなかで汗がシールドに滴り、夜間照明に反射してうまく見えなくなってしまったんだ。このとき ブラッドリーは1周でコンマ6秒も縮め、最後には抜かれてしまう。でもまた抜き返して、運よく彼の前でゴールすることができた。次のアルゼンチンは間違い なく、今日以上に難しいチャレンジになる。去年はかなり苦しめられた場所だし、とくに気温が高くなれば状況は厳しいだろう。それでも今日同様、100%の 力で臨む以外にない」

B・スミス選手談(8位)

「最終結果には満足しているけれど、スタートはまさに最悪の状態。そこからあとはもう、上がる以外にない状況だ。そしてオープニングラップで何台か パスしたら、なんとか他のサテライト勢まで追いつくことができた。あとは自分のリズムに集中し、ミスをしないことを目標にした。加えて、決勝用の新しい セッティングをしっかりと理解し、22ラップのなかでマシンがどんな挙動を見せるのかを確認しようと思ったんだ。そうするうちにレース終盤にはチームメイ トとのバトルになり、彼は第1コーナーの進入で非常に強かった。その前には、バルベラがミスする間に前に出て、ようやく前方がクリアになったので、体を伏 せて自信満々でプッシュしていった。ポルを追うのは楽しくて、残りの3ラップ、彼とあんなに激しいバトルをしたのは久しぶりだったよ。そして最終ラップ、 最終コーナーで勝負。一旦は前に出たが、ゴールラインまでの間に4kgの体重差が明暗を分けた!このようにウイークを通して厳しい戦いだったが、チームは 本当に根気よく作業を続けてくれた。全員で集中して、最後には8位を獲得することができたんだ。しかも目標としていたトップ・サテライトにわずか1ポイン ト差。次のアルゼンチンで取り戻すよ!」

H・ポンシャラル、Monster Yamaha Tech 3チーム・マネジャー談

「このような形で2016シーズンをスタートすることができて非常にうれしい。正直なところ、何が起きるのか、また新型電子制御システムや新しいタ イヤによってどんなレース展開になるのか、もちろんシミュレーションしていたが、実際のところは誰にも予想がつかなかった。誰にとっても予想がつかない状 況で、我がチームのふたりのライダーは本当に素晴らしい走りをしてくれた。スタートは最高ではなかったものの、ポルもブラッドリーもまずまずの位置につ け、それから懸命にプッシュして何台かパス。そして最終的には立つべきポジションに立ったと思っている。ふたりの間で激しいバトルがあり、私自身もちょっ と心配になる場面もあった! しかし彼らは互いに尊敬しあい、わずか0.023秒という差でチームの強さを証明してくれた。サテライト勢のなかの1位と2 位を獲得できたことは本当に素晴らしいことだ。ポルは昨年、非常に苦労したが、この冬は懸命に努力してきてそれが報われた。2016シーズンの開幕戦を好 調に走り切ったことに満足しており、正直、ここまで戦えるとは思っていなかったのでなおさらうれしい気持ちでいっぱいだ。これから先も、どんどん上位に近 づいていけると確信している」

※この記事はYAMAHA レース情報を転載しています。


カテゴリー:お知らせ |タグ:         パーマリンク
10月192015

2015 Rd.16 10月18日 オーストラリアGP

■大会名称:第16戦オーストラリアGP
■開催日:2015年10月18日(日)決勝結果
■開催地:フィリップアイランド/オーストラリア
■コースコンディション:ドライ
■気温:15度 ■路面温度:42度
■PP:M・マルケス(1分28秒364/ホンダ)
■FL:M・マルケス(1分29秒280/ホンダ)

ロレンソが2位表彰台を獲得!
ロッシは4位で、チャンピオン争いはさらに激化

 

Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシが見ごたえあるレースを展開。ロレンソは2位、ロッシは4位でヤマハのマニュファクチャラーズ・チャンピオンが決定。ロレンソはロッシとの差を11ポイントまで詰めた。

ロレンソは予選3位から好スタートを切り、M・マルケス(ホンダ)をパス。ロッシがC・クラッチロー(ホンダ)に阻まれる間にもロレンソは全力で ペースを上げ、第8コーナーでA・イアンノーネ(ドゥカティ)をとらえてトップに浮上。しかしドゥーハン・コーナーでは後退を余儀なくされた。次の2ラッ プは激しい展開。ロレンソ、イアンノーネ、マルケスのトップ3台が互いに何度もポジションを入れ替え、ロレンソが再びトップに返り咲くと、今度は素早く逃 げ切り態勢へと転換。後続のロッシ、マルケス、イアンノーネが一旦はロレンソに追いついたものの、3台でバトルする間に再び差が開いてゆく。残り15ラッ プの時点で1.2秒差まで拡大したが、その2ラップ後にはマルケスがロレンソのテールに追いついてバトルに持ち込む。そしてふたりが競り合いを始めると、 その間にイアンノーネとロッシが差を詰めていった。

残り6ラップ。後方からの追撃を察知したロレンソは果敢な攻めでトップに浮上。そのままリードを広げたいところだったが、マルケスもあきらめず、ついには抜き返されたが、2位表彰台を獲得しロッシとの差を再び縮めることに成功した。

一方のロッシは、7番グリッドから好スタートを切り、1ラップ目で6位へ浮上。しかしクラッチロー、D・ペドロサ(ホンダ)に行く手を阻まれる間にトップ争いから水を開けられてしまうが、3ラップ目でふたりをとらえ、さらにその2ラップ後にはトップ争いに加わった。

その頃、ロレンソはトップを快走。わずかなポイント差を競り合っているロッシは、少しでも前へ出ようと全力でプッシュしてゆく。そしてファステス ト・ラップを記録する激しい走りでマルケスを追っていると、残り9ラップのドゥーハン・コーナーでマルケスがはらんで後退。ところがロッシとイアンノーネ が競り合う間に、マルケスが再び抜け出してトップのロレンソを追って行った。

ふたりのイタリアンがふたりのスパニッシュを追う激しい展開。残り6ラップで追いつくと、残り4ラップではロッシがイアンノーネをパスして3位へ浮 上。次のラップにはマルケスのインに飛び込みパスを試みたが、ここでイアンノーネが前へ。そして最終ラップではロッシが再び仕掛けたが届かず、4位で チェッカーを受けることとなった。

この結果、ロッシは合計296ポイントでランキングトップをキープ。ロレンソが11ポイント差で追っている。

エスパルガロが8位を獲得

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロがオーストラリアGPで8位を獲得した。予選9位、グリッド3列目からスタートすると1周目を11位で終え、素早くペースをつかんで ポジションアップを図る。そして5ラップ目までに9位へ挽回し、ドゥカティのファクトリーライダー、A・ドビツィオーゾと何度も順位を入れ替えるバトルを 展開。8ラップ目に前へ出たあとは一気にアドバンテージを広げ、前を行くA・エスパルガロ(スズキ)に照準を合わせる。ラップごとに着実に差を縮めて15 ラップ目でこれをとらえ、そのまま順調にペースを上げて8位でチェッカーを受けた。次回のマレーシアでも引き続き、サテライト勢トップを目指し、ファクト リー勢に少しでも近づくことが目標となる。

エスパルガロのチームメイトのB・スミスも10位獲得と健闘。グリッド4列目からスタート後、オープニングラップを12位で終えてリズムをつかむ。 そして4ラップ目には1台抜いて11位に上がり、さらに1ラップ後には10位のドビツィオーゾをパス。次に9位のA・エスパルガロを追って着実にその差を 縮めていったが、追い抜くことができないままチェッカー。スズキのファクトリーにコンマ5秒差まで迫り、10位を獲得した。スミスは今シーズンのすべての レースでトップ10入りを達成。同時にシリーズポイントでは、ドビツィオーゾに対するアドバンテージを拡大した。次回、マレーシアGPでは、トップ6入り を目指す。

バズがオープンクラス3位を獲得

Forward RacingのL・バズとT・エリアスは、フィリップアイランドの攻略に苦戦し、ともにポイント圏外の18位と22位となった。

予選でフィーリングをつかんだバズは、15位以内を目指してH・バルベラ(ドゥカティ)、Y・ヘルナンデス(ドゥカティ)とバトル。何度もパスを試 みるも、チェッカー目前に抜かれて18位となった。一方のエリアスは、マシンを十分に把握できないまま決勝に臨むことになり、序盤から離されて22位で ゴールした。

※この記事はYAMAHA レース情報を転載しています。
元記事はこちらです


カテゴリー:お知らせ |タグ:             パーマリンク
10月112015

2015 MotoGP Rd.15 10月11日 日本GP

■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2015年10月11日(日)決勝結果
■開催地:日本/もてぎ(4.801km)
■周回数:24周(115.224 km)
■コースコンディション:ウェット
■気温:19度 ■路面温度:21度
■PP:J・ロレンソ(1分44秒790/ヤマハ)
■FL:J・ロレンソ(1分54秒867)

2015 MotoGP 日本GP

2015 MotoGP 日本GP

今季9度目のダブル・ポディウムでライダー・タイトル獲得

Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシとJ・ロレンソが難しいコンディションのなか、それぞれ2位と3位を獲得。今季9度目となるダブル・ポディウムと同時に、ライダー・タイトル獲得も決定した。

レイン・コンディションのもと行われた第14戦日本GP。モビスター・ヤマハ・モトGPのV・ロッシは緊張のなかでも終始、冷静さを保ち、2位で チェッカーを受けた。チームメイトのJ・ロレンソは好スタートのあと、レース中盤からはタイヤに不具合を抱えながらも懸命に走りきり、3位を獲得した。ふ たりが揃って表彰台に上るのは、今季9回目。

ロッシの今日の目標はただひとつ。チャンピオンシップのリードを拡大することだった。スタートの合図とともにグリッド2位から飛び出してホール ショット。しかしロレンソがすぐに追いつき、しばらくふたりの一騎打ちが続いた。冷たいタイヤとウエットのコンディションに苦しみながら、ロッシはロレン ソに先行を許し、その後は徐々に離されて単独走行。残り9ラップとなって後方からD・ペドロサが追いつき、ロッシにプレッシャーをかけ始めた。

2位をあきらめたくないロッシは、全力で追撃を阻止しようとするが、それも長くは続かず、ついには3位へ後退。しかし離されずについて行き、ペドロ サとともにトップのロレンソを追って行った。残り5ラップの時点でロレンソとの差は0.4秒弱。するとここでペドロサが素早くリードを奪い、ロレンソが コーナーではらむ間に、ロッシも続いて前へ出た。その後は身体を伏せて全力を振り絞り、ロレンソとの差を3秒まで拡大。しかしペドロサには逃げられ、 8.573秒離されて2位となった。

ロレンソはポールポジションから好スタート。ロッシに続く2位で第1コーナーへ進入し、まもなくトップに立った。前方に遮るものがないコースで順調 にペースを上げ、一時は3秒までリードを拡大。しかし路面が乾くにつれてフロントタイヤを消耗し、ペースが上がらなくなってライバルたちに差を詰められる こととなった。

残り7ラップになると、ペドロサがロッシを引き連れる格好でコンマ5秒差まで迫って来た。ロレンソは全力で逃げ切ろうとするが、フロントタイヤがそ れに耐えきれず、残り5ラップ、ついに2台の先行を許して3位に後退した。そのまま3位でチェッカーを受け、16ポイントを獲得。同時にもてぎで2年連続 のダブル表彰台も実現した。

20ポイントを獲得したロッシは合計283ポイントに伸ばし、チャンピオンシップのリードを18ポイントに拡大。ロレンソは合計265ポイントでラ ンキング2位をキープしている。Movistar Yamaha MotoGPは前回のアラゴンですでにチーム・タイトルを決定しているが、今回のふたりの活躍により、ふたりのうちのいずれかがライダー・チャンピオンを 獲得することが確実になった。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMからワイルドカードで出場した中須賀克行は、その豊富な経験を生かして見事なレース展開。60周年記念のカラーリングを施したYZR-M1を8位に導いた。
中須賀が、難しいコンディションの中、日本GP最高の8位を獲得!

コース上に雨が残るのか、それとも乾き始めるのか、難しいコースコンディションの中で始まったMotoGP決勝。スタートからの激しいポジション争いの中、Yamaha Factory Racing Teamの中須賀克行はオープニングラップを13番手で戻ってくる。

2周目には11番手にポジションを上げ、ここからしばらく鈴鹿8耐でチームを組んだP・エスパルガロとB・スミスの3人でポジション争いを展開。6 周目にA・エスパルガロ(スズキ)がオーバーランすると、中須賀は10番手にポジションアップ。9周目に中須賀の前を行くD・ペトルッチ(ドゥカティ)が 転倒、さらに11周目にA・イアンノーネ(ドゥカティ)がマシンを止めると、これで中須賀は8番手となった。

周回数が進むにつれて難しさが増したコースコンディションに、転倒者が続出する結果となったが、中須賀は的確な、そして我慢のライディングを続ける と、日本GPでは、2012年の9位を上回る自己最高の8位を、ヤマハ創立60周年記念カラーのYZR-M1とともに獲得した。

中須賀選手

中須賀選手


カテゴリー:お知らせ |タグ:                 パーマリンク

▲ページの一番上へ

このサイトを購読する

ツイッターでフォローする

インスタグラムでフォローする